Essay of recor

音楽にまつわる慕情から哲学を綴る“エッセイ オブ レコー”

夢とは <賀茂百樹さん>

買って一度かぶったきりのニットキャップを紛失してもう半年。
妻に「チチカカで買った、かわいい帽子は?」と訊くと
「(*゚∀゚)ノえ? 買ったっけ?夢じゃない?」
もう最近はぼくの記憶を夢よばわりですよ。
まぁ確かに夢か現実か分からなくなる時がよくあるんですけどね(゜д゜)、ダミダコリャア!

「あの帽子は現実だった筈だ・・・
ウェルカム!トゥダ リルワー(Real World)!」 byモーフィアス

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ありました!・・・なぜか車のトランクに。
忘れかけていたぼくの小さな夢もこんな風にトランクから出てきたら良いのに・・・なんてね、みなさんいかがお過ごしですか。

なぜ夢にはふたつの意味があるのでしょう?
ひとつは、寝て見る夢。もうひとつは、将来の願望としての夢。
どちらも“Dream”です。不思議ですね。うふふ。
みなさん、夢は何ですか?
歌手ですか?ダンサー?ボクサー?会社役員?保母さん?
核兵器廃絶?世界平和?それとも征服?・・・ネガティブな願望も夢と言うのかな?


さて、夢は叶うのか?
叶うと思います。
自分の理想に近づくように毎瞬毎瞬を生きていれば必ず理想は実現すると思うのです。
“腹筋割りたいな”(思い)→腹筋する(実行)→割れる(叶う)みたいな感じ。

いい歳こいて音楽やってると、
「え?まだバンドやってんの?デビューできないのに?」と言う人もいれば、
「いいね。ずっと続けてほしいよね」と言う人もいます。
大体“バンドでプロデビュー”という具体的なようでいてものすごく抽象的な願望自体、夢と言えるのだろうか?
“音楽がやりたい”・・・それは夢であり、その場所がテレビの中なのか外なのか、ビジネスになるかどうかは夢の範疇を超えている。というか、どうでもよくね?だめ?
自分がやりたい音楽をやっていられれば叶ってるって事でよくね?だめ?

それはもはや運命と宿命の関係。
運命は変えられる。それは自分自身。
宿命は変えられない。それは環境や生まれ持ったもの。
周辺や置かれる立場だったりは願望実現の範囲外だとぼくは思います。

賀茂百樹は『日本語源(1943年)』の中でこう書いています。
『努力(ユメ)……忌み謹みて事をなすことを云ふ。轉して勤勉の意』

努力する事自体が夢なんですね。なるへそ。
そして大切に生きる事で気が付くのです。
「結果よりも、そこに向かうプロセスが全てだったんだ(゜∀゜)!人生とは夢そのもの。人生とは旅そのもの。
そういう事だったんですね松尾芭蕉さん、あなたは忍者か?違いますよ」と。
 
自分の価値観でかっこいいかどうか。ですよね、人生なんて。
 

妻に小さい頃の夢を尋ねたら「ん?猿。サル飼う事」と言っていました。
・・・ほぼ、叶ったか?@(o・ェ・)@ウキ?